ベクレルから発がん率が何%上昇するかを求める

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「ベクレル」は1秒間に幾つの原子核が崩壊するのかを表したものなので、人体への影響を考えるときには「シーベルト」へと換算したほうが考えやすい。

ベクレルからシーベルトへの変換式
1日当たりの摂取量(kg/日)*実効線量係数(mSv/Bq)*放射性核種の濃度(Bq/kg)*日数

これで得られら値は、その食物を日数分食べ続けた場合に、その後50年間に体内に取り込まれた放射性物質により浴びる放射線の総量。
注意点)
1日あたりの摂取量の単位は[kg/日]
・「実効線量係数」は、放射性物質により決まっている定数。それぞれ以下の数値を用いる。
放射性ヨウ素131:2.2×10-5(mSv/Bq)
放射性セシウム137:1.3×10-5(mSv/Bq)
放射性セシウム134:1.9×10-5(mSv/Bq)
放射性テルル129:6.3×10-11(mSv/Bq)
放射性テルル132:3.8×10-9(mSv/Bq)
放射性ルテニウム103:7.3×10-10(mSv/Bq)
放射性ルテニウム106:7.0×10-9(mSv/Bq)
・「放射性核種の濃度」は、テレビでよくでて来る、「放射性物質が水1kgあたり230ベクレル検出された」の「230ベクレル」のこと。その値を代入すればよい。

の変換式から得られた値を200で割れば、発がん率が何%上昇するかが得られる。
低線量の場合、浴びた放射線量が200ミリシーベルト増えると、がんを発症する人が1%増えるという比例関係があることを利用している。
注意点)
実際には、50ミリシーベルト以下では浴びた放射線量と発がん率との比例関係は定かではないが、比例関係を維持すると仮定して、求めた数値。なので、あくまで目安程度。
・広島・長崎の原爆被曝者の追跡調査では、200ミリシーベルト以上の場合に、浴びた放射線量と発がん率との間に明らかな比例関係があることが分かっている。
・急性被ばくの場合では50ミリシーベルト以下においても、浴びた放射線量が増えれば発がん率も高くなるというある程度の比例関係は見られる。

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