もし仮に、東京都の水道水+キクタチナ+空間放射線量1マイクロシーベルト(仮想の話)
もし仮に、空間放射線量1マイクロシーベルト/時のところで、1年間毎日、東京都の水道水を1.5kgずつ飲み続けて、福島県のキクタチナ100gを食べ続けた場合の影響はどうなんだろう?と疑問に思ったので計算してみた。
結果:この環境で1年間暮らした場合、その後50年間で被ばくする放射線量は、がんを発症する人が0.300%(*0.114%から訂正)増える放射線量に相当するという結果になった。
<計算の過程>
空間放射線量から被ばくする放射線量は
0.001(mSV/h)×24(h)×365=8.76ミリシーベルト
水の預託実効線量は
放射性ヨウ素131を1kgあたり210ベクレル検出
放射性ヨウ素131の経口摂取した場合の実効線量係数:2.2×10-5(mSv/Bq)(*1.1×10-4から訂正)
1.5(kg)×2.2×10-5(mSv/Bq)×210(Bq/kg)×365=2.53ミリシーベルト
1.5(kg)×2.2×10-5(mSv/Bq)×210(Bq/kg)×365=2.53ミリシーベルト
キクタチナの預託実効線量は
放射性セシウム134、同137がそれぞれ1キログラム当たり4万1000ベクレル検出
放射性セシウム134の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.9×10-5(mSv/Bq)
放射性セシウム137の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.3×10-5(mSv/Bq)
それぞれ、28.43ミリシーベルト、19.45ミリシーベルトで、合計で47.88ミリシーベルト
これら3つの合計は59.17ミリシーベルト(*22.722から訂正)。つまりこの環境で1年間暮らした場合、その後50年間で被ばくする放射線量が59.17ミリシーベルト。これはICRPの発がんについての確率的影響の比例定数0.05から求めると、がんを発症する人が0.300%(*0.114%から訂正)増える放射線量に相当する。
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