福島県のキクタチナについて

 規制値の164倍の放射性セシウムが検出されたのはクキタチナ(茎立菜)という葉物野菜で、同県本宮市で21日に採取した。放射性セシウム134、同137がそれぞれ1キログラム当たり4万1000ベクレル検出されており、合計8万2000ベクレル。セシウムの暫定規制値は1キログラム当たり500ベクレルで、164倍に相当する。本宮市は福島第1原子力発電所から西に約60キロに位置する。

放射性セシウム134の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.9×10-5(mSv/Bq)
放射性セシウム137の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.3×10-5(mSv/Bq)

このクキタチナを10日間、毎日100グラムずつ食べたとすると、
預託実効線量は、それぞれ、0.779ミリシーベルト、0.533ミリシーベルトで、合計で1.312ミリシーベルト。
1日当たりの摂取量(kg)*実効線量係数(mSv/Bq)*放射性核種の濃度(Bq/kg)*日数

ICRPの発がんに対する確率的影響の比例定数0.05を用いると、
このクキタチナを10日間、毎日100グラムずつ食べた場合、その後50年間に浴びる放射線量は、がんを発症する人が0.00656%増加する線量に相当する。

記事をそのまま読むと、すごくセンセーショナルだけど、この程度ならあまり過度な心配は必要ないと思う。




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