福島原発 放水口付近から3355倍のヨウ素検出
経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、福島第一原子力発電所の1号機から4号機の水を流す「放水口」の南330メートルの地点で採取した海水では、ヨウ素131が、▽29日午前8時20分の時点で、法律で定められた基準値の2572.5倍、▽29日午後1時55分の時点で、これまでで最も高い基準値の3355倍に上りました。 http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/ より ヨウ素131(ヨウ化メチル以外)の排水中の濃度限界(*1)は4×10 -2 Bq/cm 3 。 1リットルあたり40ベクレルまでとなっている。29日午前1時55の放水口の南の海水では、ヨウ素131がその3355倍検出されたということなので、1リットル当たり13万4200ベクレル。 *海水によりかなり希釈される。 *半減期により、蓄積量は期間に比例しない。(ヨウ素は半減期が約8日と短い) <排水中の濃度限界> (*1) ヨウ素131(ヨウ化メチル以外)・・・4×10 -2 Bq/cm 3 (1リットル当たり40ベクレル) セシウム134・・・6×10 -2 Bq/cm 3 (1リットル当たり60ベクレル) セシウム137・・・9×10 -2 Bq/cm 3 (1リットル当たり90ベクレル) プルトニウム238・・・4×10 -3 Bq/cm 3 (1リットル当たり4ベクレル) プルトニウム239・・・4×10 -3 Bq/cm 3 (1リットル当たり4ベクレル) プルトニウム240・・・4×10 -3 Bq/cm 3 (1リットル当たり4ベクレル) <海流図> 世界海流図(2004年) http://msi.nga.mil/MSISiteContent/StaticFiles/NAV_PUBS/APN/Chapt-32.pdf の3ページ目 *1 「 放射線を放出する同位元素の数量等を定める件 」 (平成十二年科学技術庁告示第五号、最終改正 平成十八年十二月二十六日 文部科学省告示第百五十四号、p66、 別表第2放射性同位元素の種類が明らかで、かつ、一種類である場合の空気中濃度限度等)