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福島原発 放水口付近から3355倍のヨウ素検出

経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、福島第一原子力発電所の1号機から4号機の水を流す「放水口」の南330メートルの地点で採取した海水では、ヨウ素131が、▽29日午前8時20分の時点で、法律で定められた基準値の2572.5倍、▽29日午後1時55分の時点で、これまでで最も高い基準値の3355倍に上りました。 http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/ より ヨウ素131(ヨウ化メチル以外)の排水中の濃度限界(*1)は4×10 -2 Bq/cm 3 。 1リットルあたり40ベクレルまでとなっている。29日午前1時55の放水口の南の海水では、ヨウ素131がその3355倍検出されたということなので、1リットル当たり13万4200ベクレル。  *海水によりかなり希釈される。 *半減期により、蓄積量は期間に比例しない。(ヨウ素は半減期が約8日と短い) <排水中の濃度限界> (*1) ヨウ素131(ヨウ化メチル以外)・・・4×10 -2 Bq/cm 3 (1リットル当たり40ベクレル) セシウム134・・・6×10 -2 Bq/cm 3 (1リットル当たり60ベクレル) セシウム137・・・9×10 -2 Bq/cm 3 (1リットル当たり90ベクレル) プルトニウム238・・・4×10 -3 Bq/cm 3 (1リットル当たり4ベクレル) プルトニウム239・・・4×10 -3 Bq/cm 3 (1リットル当たり4ベクレル) プルトニウム240・・・4×10 -3 Bq/cm 3 (1リットル当たり4ベクレル) <海流図> 世界海流図(2004年) http://msi.nga.mil/MSISiteContent/StaticFiles/NAV_PUBS/APN/Chapt-32.pdf の3ページ目 *1 「 放射線を放出する同位元素の数量等を定める件 」 (平成十二年科学技術庁告示第五号、最終改正 平成十八年十二月二十六日 文部科学省告示第百五十四号、p66、 別表第2放射性同位元素の種類が明らかで、かつ、一種類である場合の空気中濃度限度等)

福島第一原発の状態(3月29日) 

<1号機の状態> 圧力容器 :損傷の可能性あり、真水を注水中 格納容器 :「健全」(東電) 原子炉 :注水中、漏れあり 燃料棒(原子炉中) :破損の疑い 燃料棒(燃料プール中) :不明 燃料プールの水量 :不明 タービン建屋 :地下に放射線汚染水(0.4ミリシーベルト/時) たて坑の深さ16.1m、汚染水の水位16.0m(排水中) 電源 :中央制御室点灯 <2号機の状態> 圧力容器 :損傷の可能性が高い(高温だが、圧力上がらず)、真水を注水中 格納容器 :損傷の疑い 原子炉 :注水中、漏れあり 燃料棒(原子炉中) :破損の疑い 燃料棒(燃料プール中) :不明 燃料プールの水量 :満水 タービン建屋 :地下に放射線汚染水(1000ミリシーベルト/時) たて坑の深さ15.9m、汚染水の水位14.9m(排水準備中) 電源 :中央制御室点灯 <3号機の状態> 圧力容器 :損傷の可能性あり、真水を注入中 格納容器 :「健全」(東電) 原子炉 :注水中、漏れあり 燃料棒(原子炉中) :破損の疑い 燃料棒(燃料プール中) :破損の疑い 燃料プールの水量 :不明(加熱して沸騰か?) タービン建屋 :地下に放射線汚染水(未計測) たて坑の深さ25.7m、汚染水の水位24.2m(排水準備中) 電源 :中央制御室点灯 <4号機の状態> 圧力容器 :燃料棒は炉心になし 格納容器 :燃料棒は炉心になし 原子炉 :燃料棒は炉心になし 燃料棒(原子炉中) :燃料棒は炉心になし 燃料棒(燃料プール中) :破損の疑い 燃料プールの水量 :満水か?(加熱して沸騰か?) タービン建屋 :地下に海水(排水作業未定) 電源 :機器を点検中

全国放射線量情報

全国放射線量情報 文部科学省で作成された放射線量の調査結果を基に色で全国の放射線量を表示 http://www.naver.jp/radiation

通常時と比べてプルトニウムがどれだけ増加したのか

⇒「 福島第一原発敷地外でプルトニウムを検出 」(2011年6月6日追加) ⇒「 国内でずっと観測されてきたレベルと変わらないレベルなのに会見とはこれいかに 」の続き では、通常時に比べ、プルトニウム238がどのくらい増加したのかも、計算してみた。 通常時の国内土壌のプルトニウム238とプルトニウム239,240の比率は0.15/4.5であるから、グラウンド付近では、プルトニウム239、240の検出値はおよそ0.27Bq/kgなので、通常時の比率なら、プルトニウム238は0.009Bq/kgとなるはず。実際の検出値は0.54Bq/kgなので、0.531Bq/kg増加している。 固体廃棄物貯蔵庫前では、プルトニウム239、240の検出値はおよそ0.19Bq/kgなので、通常時の比率なら、プルトニウム238は0.0063となるはず。実際の検出値は0.18Bq/kgなので、0.174Bq/kg増加している。 グランド付近、固体廃棄物貯蔵庫前、それぞれのプルトニウム238の測定値の誤差範囲は±0.062、±0.033となっているので、通常時なら測定誤差よりかなり小さく、不検出になるはずの値。この2地点以外の測定結果はそうなっている。 素人目には結構増えてるんじゃないの??と思ってしまう。。。 少なくとも、グランド方向、固体廃棄物貯蔵庫方向へは、もと細かく距離を区切って調査し、飛散の度合い、距離と減少の度合いを出してほしい。。。 *プルトニウムは比重が重く、飛散しにくいのだそうですが、そういわれてもなかなか安心できない。。。 福島第一原子力発電所から20-30km圏内の土壌試料のPu、Uの分析結果(4月1日) ⇒ http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/01/1304515_0401.pdf プルトニウム238、239+240は検出されず、U235/238は自然の存在比。

国内でずっと観測されてきたレベルと変わらないレベルなのに会見とはこれいかに

⇒「 福島第一原発敷地外でプルトニウムを検出 」(2011年6月6日追加) ⇒「 土壌中に含まれていた放射性プルトニウム238は0.54ベクレル 」から続き 福島原発内の土壌からプルトニウムが検出されたという東電の会見での 「もともと国内でずっと観測されてきたレベルと変わらないレベルなので、問題がない」 という表現が気になったので、調べてみた。(これまでと変わらないレベルなら、検出されたプルトニウムは今回の事故によるものじゃなく、以上でも何でもないのに、なぜわざわざ会見を開いたのか?という疑問) 【前提知識】 天然に存在するプルトニウムは極めてわずかで、現在地球上に存在するプルトニウムは、核実験等の結果生成されたものと考えてよい。 1945年以来、約10トンのプルトニウムが、核実験を通じて地球上に放出された。核実験の フォールアウト ( 放射性降下物、死の灰 )のために、既に世界中の人体中に1~2ピコキュリー(0.037~0.074ベクレル)のプルトニウムが入っている。フォールアウト起源のプルトニウムが地表面の土壌に0.01~0.1 pCi/g(0.037~3.7ベクレル/kg)存在する。 日本国内の土壌には、プルトニウム238は0~0.15Bq/kg、プルトニウム239、240は0~4.5Bq/kg含まれている(文部科学省「環境放射線データベース」昭和53年~平成20年)。合計では0~4.65ベクレル。 【今回の測定結果】 今回福島原発で検出されたプルトニウムは グラウンド付近で プルトニウム238が0.54Bq/kg(誤差:±0.062)、プルトニウム239、240が0.27Bq/kg(誤差:±0.042)、合計では0.61ベクレル/kg 固体廃棄物貯蔵庫前で プルトニウム238が0.18Bq/kg(誤差:±0.033)、プルトニウム238、240が0.19Bq/kg(誤差:±0.034)、合計では0.37ベクレル/kg 検出された。 ⇒会見資料( http://www.tepco.co.jp/cc/press/11032806-j.html ) 合計では、通常時の国内の土壌中のプルトニウムの0~4.65Bq/kgの範囲内に収まっていることになる。この値を見る限りでは正常範囲内といえる。 が、 それぞれのプルト

福島原発の放射能を理解する

カリフォルニア大学のモンリオール(B. Monreal)氏による講演のスライドの翻訳版がダウンロードできる。 http://ribf.riken.jp/~koji/jishin/zhen_zai.html スライドの21~26ページを見ると、今福島原発がどの段階にあるのかが分かりやすく説明されている。 翻訳者のブログ http://nojirimiho.exblog.jp/m2011-03-01/ このページに行けば、公演のビデオも見られる(英語)。 http://online.itp.ucsb.edu/online/plecture/bmonreal11/

土壌中に含まれていた放射性プルトニウム238は0.54ベクレル

⇒「 福島第一原発敷地外でプルトニウムを検出 」(2011年6月6日追加) ⇒「 プルトニウムがなぜ危険なのか 」はこっち 【ニュース記事】 東京電力によりますと、検出されたのは、プルトニウムの仲間でプルトニウム238と239、それに240の3種類でグラウンド付近の場合、このうちの プルトニウム238が1キログラム当たり、およそ0.54ベクレル検出されました 。この濃度は、国内の通常の土壌に含まれる濃度や、過去に大気圏内で行われた核実験で国内に降ったプルトニウムの濃度ともほぼ同じレベルで、人体に影響のあるレベルではないということです。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110329/t10014959201000.html より 例のごとく計算、 もし仮に、 この土壌1kgに含まれているプルトニウム238を全部吸い込んでしまった場合を考える。 プルトニウム238が不溶性の酸化物の場合、 吸入摂取の実効線量係数は1.1×10 -2 mSV/Bqなので、 50年間に浴びる放射線量は、0.00594ミリシーベルト これは、発がん率を0.0000297%上げる放射線量に相当する(あくまで、 このページ の方法で計算した場合)。 さらに追加 ⇒「 国内でずっと観測されてきたレベルと変わらないレベルなのに会見とはこれいかに 」 【関連】 福島第一原子力発電所から20-30km圏内の土壌試料のPu、Uの分析結果(4月1日発表) ⇒ http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/01/1304515_0401.pdf プルトニウム238、239+240は検出されず、U235/238は自然の存在比

プルトニウムがなぜ危険なのか

⇒「 福島第一原発敷地外でプルトニウムを検出 」(2011年6月6日追加) 【ニュース記事】 敷地土壌からプルトニウム=「通常の濃度レベル」―福島第1原発 東京電力は28日、敷地内の土壌から放射性元素プルトニウム238、239、240が検出されたと発表した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000003-jij-soci より 放射性ヨウ素やセシウムより放射性プルトニウムのほうが危険な理由 プルトニウムは半減期が長い。特に呼吸により肺に取り込まれた場合、排出されることなく、長期間体に留まり、内部被ばくを受け続けることになる。 プルトニウム238の実効線量係数 経口摂取した場合の実効線量係数(硝酸塩) 4.9×10 -5 mSV/Bq 経口摂取した場合の実効線量係数(不溶性の酸化物)8.8×10 -6 mSV/Bq 経口摂取した場合の実効線量係数(上記二つ以外の化合物) 2.3×10 -4 mSV/Bq 吸入摂取した場合の実効線量係数(不溶性の酸化物)1.1×10 -2 mSV/Bq 吸入摂取した場合の実効線量係数(上記以外の化合物) 3.0×10 -2 mSV/Bq *実効係数は「 放射線を放出する同位元素の数量等を定める件 」(平成十二年科学技術庁告示第五号、最終改正 平成十八年十二月二十六日 文部科学省告示第百五十四号、p97)による 経口摂取した場合の実効線量係数は食べ物などから摂取したケース、吸入摂取した場合の実効線量係数が呼吸で肺に吸い込んだケース。 不溶性の酸化物で比較すると、経口摂取の場合は8.8×10 -6 mSV/Bqで、吸引摂取した場合は1.1×10 -2 mSV/Bqである。吸引摂取した場合の実効線量係数は、経口摂取の場合の1250倍である。 <復習> 実効線量係数=1ベクレルあたり、50年間の積算で何シーベルト、被ばくするかの値。 つまり、同じベクレル分でも吸引摂取したばあいは、50年間の積算で経口摂取の場合の1250倍の放射線量を浴びることになる。 先日問題になった放射性セシウム137が4万ベクレルのほうれん草で比較すると、 ほうれん草100gを365日食べ続けた(トータル146万ベクレルを経口摂取した)場合 経口摂取した場合の実効線量係数は、

放射能測定値をリアルタイムで表示

放射能測定値をリアルタイムで表示、日本だけでなく、韓国、東南アジア、ヨーロッパ大陸の各国、北アメリカ大陸のデータも見ることができる。 http://www.rdtn.org/jp

海流図

気象庁のページ(日ごとの海流が見られる) http://www.data.kishou.go.jp/db/kaikyo/daily/current_jp.html 世界海流図(2004年) http://msi.nga.mil/MSISiteContent/StaticFiles/NAV_PUBS/APN/Chapt-32.pdf の3ページ目 ⇒IAEA 海洋汚染のモデル計算結果(3月29日時点) http://yasetai-zou.blogspot.com/2011/04/iaea_4637.html

各地の放射線量を可視化したサイトなど

各地の放射線量を可視化したサイト http://microsievert.net/ 感覚的にとらえられ、とても分かりやすい。 他に、こんなサイトも。分かりやすい情報ってこんなことなんだろうと思う。 http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html

東京電力電力供給状況API

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 東京電力の電力供給状況を取得できるAPIが以下のページに公開されている。 http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=11/03/25/092232 このページからandroid、ウインドウズ、Mac用アプリ、Twitterボットなどもダウンロードできる。 ウインドウズ用アプリ「計画停電支援ソフト」の画面 通常はタスクトレイに収納されている。 ダブルクリックすると詳細情報が見られる。

なぜいつも「直ちに影響はない」しか言わないんだ?

海水 1250倍の放射性ヨウ素検出だって http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110326/t10014914951000.html より 地震予報のように、「地震が発生しました。大きな揺れに備えてください。」 「津波の心配があります、高台に上がってください。」「今後も大きな余震が続きます。」「余震は1ヶ月は続きます。」「今後、1ヶ月以内に震度6以上の地震が起こる確率は、~%以上」このような情報が、前もって与えられるから、人々の動揺を抑えることができる。 それなのに、政府や東電、原子力安全・保安委の会見にはそのような情報は全くない。それが人々を余計に不安にさせる。疑心暗鬼にさせる。 「半径20キロというのは、避難区域に指定されておりまして、漁業等が行われておりませんので、周辺住民などに直ちに影響するとは考えておりません。一般論で言えば海水中に放出された放射性物質は潮流に拡散していきますので、魚とか海草などの海洋生物に取り込まれるまでに相当量薄まると考えられます」 なぜここで終わる。。NHKの放送でという話ではない。実際のフルバージョンの会見でも、 このあと 「また、ヨウ素につきましては半減期が8日と比較的短いために、人がこれらの海産物を食するまでには相当程度低減していると考えられます。ただ、今回のとった条件とか検討しながらまた判断はしたいということのようですけども、一応、わたしどもとしてこの見解は今回も当てはまるというふうに考えています。私のほうから、報告は以上です。あとは、質問にお答えしたいと思います。」 となって質問に移っている。 これだけだと、相当量薄まるから、何もしないというふうにもとれる。もちろんそんなことはないだろう、今回も海水にも放射性物質が流れ込む可能性を予測していたから、調査が行われ、今回のように放射性物質が検出されたんだろう。なら、それを予測した時点でそれを言うべきだ。 「相当量薄まり、ただちに影響はないが、今後監視体制を強化し、半径20キロのところで放射性濃度が、基準値の~倍になった場合は、~をする」だとか、「魚などから~ベクレルの放射性物質が検出された場合は、流通規制をする」だとか、こういうことを前もっていってほしい。 発表の後の質問でも、そのようなことはでてこない。 先に、先に今後、どうなる

who飲料水水質ガイドラインとIAEA安全基準

(⇒IAEAの避難基準はこれ?「 IAEA安全基準 OIL2 」) 【関連】 ⇒「 年間被曝限度、引き上げ検討 」(2011/4/7追加) ⇒「 米の作付け許可の基準に関しての疑問 」(2011/4/9追加) インターネットを見ていると時々、「WHOの水質ガイドラインでは、ヨウ素は10Bqなのに、日本では300Bqだ!甘すぎる!」のような書き込みを見る。 気になったので調べてみると、これは、何のための基準なのかが違うことによるもので、そこをすっ飛ばして、値だけ比べて「だから日本の基準は甘すぎる!」と騒ぎ立てるのは、間違いだ。 WHO飲料水水質ガイドライン(第3版) p.197にはこうある。 スクリーニングレベルおよびガイダンスレベルは、 既存のまたは新規の飲料水供給における日常の(「正常な」)運転条件に適用される。 これらは、環境中に放射性核種が放出されているような、 緊急時で汚染を受けている水供給に適用されるものではない 。緊急時のガイダンスレベルと一般的な対策レベルについては、他の資料(IAEA, 1996, 1997, 1999, 2002)に示されている。 つまり、日常的に、人が生涯にわたって飲料をし続けるような水の共有の場合にこの基準は適用されるもので、緊急時の基準は他の資料(IAEA)に示されているとなっている。 IAEA Safety Standards のp.43(緊急時の消費に適否を判断する表)を見ると、ヨウ素131のOIL(実用上の介入レベル)は、3,000ベクレル/kgとなっている。これを超える場合は、特別な事情がない限りは消費には適さないだろうとなっている(p.34 食物、ミルク、および水の放射性核種濃度を評価する手順のフローチャート図)。 決して日本の基準は甘いわけではない。 WHOの飲料水の安全性についてのQ&Aにも 「WHO の飲料水水質ガイドラインは、原子力危機に際しての基準値とすべきではない。なぜなら、この数値は日常時における飲用に対する適用を念頭に、かなり保守的に設定されているからである。」とある。(2011/4/02 追記) ⇒ WHO日本語公式ページ 、「 飲料水の安全性についてQ&A 」 <参考> WHO飲料水水質ガイドライン(第3版) http://whqli

放射性物質:食品や飲料水、規制値緩和へ 食品安全委

【ニュース記事】 食品や飲料水に含まれる放射性物質について、内閣府の食品安全委員会は25日、暫定規制値の根拠となっている健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固めた。 http://mainichi.jp/select/science/news/20110326k0000m040133000c.html より ああ。。やってしまった。。みなが基準に疑心暗鬼になってるところに。。 本当は基準が厳しすぎたから緩めたのだろうけど、 これで基準値以下だからという発表も全く信頼されなくなる。。 今のタイミングは、だめだ。。逆に厳しくしましたくらいのほうが、みんなを 落ち着かせられるだろうに。 ⇒「 食品の暫定基準値 見直さず 」 (NHKニュース2011/4/4の記事) 【ニュース記事】 福島第一原子力発電所の事故を受けて定められた、食品に含まれる放射性物質の暫定基準値について、厚生労働省は、原子力安全委員会が基準の根拠としている被ばく許容量は妥当だとして、 当分の間、見直さない方針を決めました 。 よかった。。。

テルル、ルテニウムの実効線量係数

【ニュース記事】 海水のヨウ素147倍に増加、新たに2物質も検出 福島原発 東京電力は24日、福島第1原子力発電所南側の放水口で、新たに放射性のテルル、ルテニウムなども基準の3・7~7・8倍の濃度が確認されたとのこと。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032415580040-n1.htm より テルル、ルテニウムの実効線量係数は 放射性テルル129:6.3×10 -11 (mSv/Bq) 放射性テルル132:3.8×10 -9 (mSv/Bq) 放射性ルテニウム103:7.3×10 -10 (mSv/Bq) 放射性ルテニウム106:7.0×10 -9 (mSv/Bq)

空間放射線量[nGy/h]から発がん率が何%上がるかを求める

(⇒ベクレルからの求め方は こちら ) 空間放射線量率は、一定時間(通常1時間)あたりの放射線量をあらわす。単位は[nGy/h](ナノグレイ毎時)がよく用いられる。[nGy/h]からシーベルトに変換する際には、放射線の種類によって定められた係数をかけてもとめる。ヨウ素やセシウムは崩壊のときにベータ線やガンマ線を放出する。このベータ線やガンマ線の係数は1であるので、[nGy/h]に 0.000001(0.001から訂正) をかければ[mSv/h](ミリシーベルト毎時)に換算できる。その値に滞在時間数をかければ、被ばく線量(ミリシーベルト)が求まる。 [nGy/h]から[mSv/h](ミリシーベルト毎時)へ変換 空間放射線量率[nGy/h] ×  0.000001 ミリシーベルトへの変換 空間放射線量率[nGy/h] ×  0.000001  × 滞在時間[h] この値が、その場所に滞在していた間に浴びた放射線量になる。 これを200で割れば、その放射線量を浴びたことで、発がん率が何%あがったかを求めることができる。 浴びた 放射線量が200ミリシーベルト増えると、がんを発症する人が1%増えるという比例関係 を利用している。 注意点) ・ 実際には、50ミリシーベルト以下では、浴びた放射線量と発がん率との比例関係は定かではないが、比例関係を維持すると仮定して、求めた数値なので、あくまで目安程度。 ・広島・長崎の原爆被曝者の追跡調査では、200ミリシーベルト以上の場合に、浴びた放射線量と発がん率との間には比例関係があることが分かっている。 ・急性被ばくの場合では50ミリシーベルト以下においても、浴びた放射線量が増えれば発がん率も高くなるというある程度の比例関係は見られる。

ベクレルから発がん率が何%上昇するかを求める

⇒グレイからの求め方は こちら ⇒汚染された土壌の場合の求め方は こちら 「ベクレル」は1秒間に幾つの原子核が崩壊するのかを表したものなので、人体への影響を考えるときには「シーベルト」へと換算したほうが考えやすい。 ベクレルからシーベルトへの変換式 1日当たりの摂取量(kg/日)*実効線量係数(mSv/Bq)*放射性核種の濃度(Bq/kg)*日数 これで得られら値は、その食物を日数分食べ続けた場合に、その後50年間に体内に取り込まれた放射性物質により浴びる放射線の総量。 注意点) ・ 1日あたりの摂取量の単位は[ kg /日] 。 ・「 実効線量係数 」は、放射性物質により決まっている定数。それぞれ以下の数値を用いる。 放射性ヨウ素131:2.2×10-5(mSv/Bq) 放射性セシウム137:1.3×10-5(mSv/Bq) 放射性セシウム134:1.9×10-5(mSv/Bq) 放射性テルル129:6.3×10-11(mSv/Bq) 放射性テルル132:3.8×10-9(mSv/Bq) 放射性ルテニウム103:7.3×10-10(mSv/Bq) 放射性ルテニウム106:7.0×10-9(mSv/Bq) ・「 放射性核種の濃度 」は、テレビでよくでて来る、「放射性物質が水1kgあたり230ベクレル検出された」の「230ベクレル」のこと。その値を代入すればよい。 こ の変換式から得られた値を200で割れば、発がん率が何%上昇するかが得られる。 低線量の場合、 浴びた放射線量が200ミリシーベルト増えると、がんを発症する人が1%増えるという比例関係 があることを利用している。 注意点) ・ 実際には、50ミリシーベルト以下では浴びた放射線量と発がん率との比例関係は定かではないが、比例関係を維持すると仮定して、求めた数値。なので、あくまで目安程度。 ・広島・長崎の原爆被曝者の追跡調査では、200ミリシーベルト以上の場合に、浴びた放射線量と発がん率との間に明らかな比例関係があることが分かっている。 ・急性被ばくの場合では50ミリシーベルト以下においても、浴びた放射線量が増えれば発がん率も高くなるというある程度の比例関係は見られる。

正当にこわがる

ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい。 --寺田 寅彦 (1935年)

またトラブルか。。。

5号機の冷却ポンプが停止、交換へ 福島第1原発 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0E1E2939D8DE0E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2 福島第一原発1号機、核燃料溶融の可能性も http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110324-OYT1T00086.htm もしかして、もう、事態が収拾する可能性はなくて、いかにして、緩やかに最終段階に着地させるかという状況なのかな。。。そうではないと思いたいけど。 そして、東京も、今回の水道水の件で、パニック状態にならないようかも心配。。。

もし仮に、東京都の水道水+キクタチナ+空間放射線量1マイクロシーベルト(仮想の話)

もし仮に、 空間放射線量1マイクロシーベルト/時のところで、1年間毎日、東京都の水道水を1.5kgずつ飲み続けて、福島県のキクタチナ100gを食べ続けた場合の影響はどうなんだろう?と疑問に思ったので計算してみた。 結果:この環境で1年間暮らした場合、その後50年間で被ばくする放射線量は、がんを発症する人が0.300%( *0.114%から訂正 )増える放射線量に相当するという結果になった。 <計算の過程> 空間放射線量から被ばくする放射線量 は 0.001(mSV/h)×24(h)×365= 8.76ミリシーベルト 水の預託実効線量 は 放射性ヨウ素131を1kgあたり210ベクレル検出 放射性ヨウ素131の経口摂取した場合の実効線量係数:2 .2×10-5(mSv/Bq)( *1.1× 10-4から訂正 ) 1.5(kg)× 2.2×10-5 (mSv/Bq)×210(Bq/kg)×365= 2.53ミリシーベルト キクタチナの預託実効線量 は 放射性セシウム134、同137がそれぞれ1キログラム当たり4万1000ベクレル検出 放射性セシウム134の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.9×10 -5 (mSv/Bq) 放射性セシウム137の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.3×10 -5 (mSv/Bq) それぞれ、28.43ミリシーベルト、19.45ミリシーベルトで、 合計で47.88ミリシーベルト これら3つの合計は59 .17ミリシーベルト ( *22.722から訂正 ) 。つまりこの環境で1年間暮らした場合、その後50年間で被ばくする放射線量が59.17 ミリシーベルト 。これはICRPの発がんについての確率的影響の比例定数0.05から求めると、がんを発症する人が0.300%( *0.114%から訂正 )増える放射線量に相当する。

東京都の水道水

 東京都は23日、金町浄水場(東京・葛飾)の水道水から、厚生労働省が通知した乳児向けの暫定的な基準を上回る放射性ヨウ素を検出したと発表した。(中略)都が22日午前9時時点で検出したのは同210ベクレル。 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E0E1E2E3978DE0E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2 より 次から次にでてくる。昨日の雨のせいなのかな。上記記事中に「「基準は長期にわたって摂取した場合の健康被害を考慮して設定したもので、代替となる飲用水が確保できない場合、数回にわたって飲んでも健康には影響がない」としている。」とあるけど、やっぱり飲みたくない。 例のごとく、計算してみた。  結果:この水道水を1年間1.5kgずつ摂取し続けた場合に、その後50年間に被ばくする放射線量は、がんを発症する人が0.063%増える放射線量に相当する。 いずれにせよ早く解決してほしい。 <計算の過程> 1日に飲料水から摂取する水分量は、約1.5リットル(約1.5kg)らしい。都が22日午前9時時点で検出した放射性ヨウ素131は1kgあたり210ベクレル。 放射性ヨウ素131の経口摂取した場合の実効線量係数は、  1.1×10-4(mSv/Bq)(ヨウ化メチル以外の化合物) これらから、水分を全て水道水から1年間摂取し続けた場合の預託実効線量を求めると、  1.5(kg)×1.1×10-4(mSv/Bq)×210(Bq/kg)×365=12.65ミリシーベルト   (1日当たりの摂取量(kg)*実効線量係数(mSv/Bq)*放射性核種の濃度(Bq/kg)*日数)  これは、この水道水を1年間毎日1.5kgずつ摂取し続けた場合に、その後50年間に被ばくする放射線量が12.5ミリシーベルトということ。これはICRPの発がんに関する確率的影響の比例定数0.05から求めると、がんを発症する人が0.063%増える放射線量に相当する。 <参考> 1日の飲料水からの水分摂取量について http://www.suntory.co.jp/company/mizu/jiten/drink/dr_08_01.html 放射性ヨウ素131の経口摂取した場合の実効線量係数ついて http://cnic

福島県のキクタチナについて

 規制値の164倍の放射性セシウムが検出されたのはクキタチナ(茎立菜)という葉物野菜で、同県本宮市で21日に採取した。放射性セシウム134、同137がそれぞれ1キログラム当たり4万1000ベクレル検出されており、合計8万2000ベクレル。セシウムの暫定規制値は1キログラム当たり500ベクレルで、164倍に相当する。本宮市は福島第1原子力発電所から西に約60キロに位置する。   http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E0E0E2E7818DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819481E0E1E2E2E48DE0E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2 より 放射性セシウム134の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.9×10 -5 (mSv/Bq) 放射性セシウム137の経口摂取した場合の実効線量係数は、1.3×10 -5 (mSv/Bq) このクキタチナを10日間、毎日100グラムずつ食べたとすると、 預託実効線量は、それぞれ、0.779ミリシーベルト、0.533ミリシーベルトで、合計で1.312ミリシーベルト。 1日当たりの摂取量(kg)*実効線量係数(mSv/Bq)*放射性核種の濃度(Bq/kg)*日数 ICRPの発がんに対する確率的影響の比例定数0.05を用いると、 このクキタチナを10日間、毎日100グラムずつ食べた場合、その後50年間に浴びる放射線量は、がんを発症する人が0.00656%増加する線量に相当する。 記事をそのまま読むと、すごくセンセーショナルだけど、この程度ならあまり過度な心配は必要ないと思う。

ベクレルとシーベルト

厚生労働省の3/23日未明の発表では、田村市のほうれん草1kgあたりから約4万ベクレルの放射性セシウムが検出されたそうである。 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110323-OYT1T00096.htm これが人体にどれほどの影響を与えるのか、計算してみると、  このほうれん草100gを365日食べ続けたことによる50年間の被ばく線量で、がんを発症する人が0.095%増えるという結果になった。 ベクレルからシーベルトへの変換式の説明  ⇒  こちら 以下に計算過程を示す。 預託実効線量(H) 預託実効線量とは、放射性物質を体内に摂取して、50年間に受ける実効線量を積算したもの。50年間でトータル何シーベルトになるかをあらわす。 計算式  H=1日当たりの摂取量(kg)*実効線量係数(mSv/Bq)*放射性核種の濃度(Bq/kg)*日数 実効線量係数:セシウム137 1.3×0.00001(mSv/Bq) ヨウ素131 2.2×0.00001(mSv/Bq) 田村市のほうれん草の場合 今回、1kgあたり約4万ベクレルの放射性セシウムが検出されたとのことなので、 実効線量係数=1.3*0.00001(mSv/Bq) 放射性核種の濃度=40000(Bq/kg) 厚生労働省の「平成21年国民健康・栄養調査結果の概要について」によると、成人の緑黄色野菜の1日あたりの平均摂取量が約100gであるので、仮に1年間、緑黄色野菜を全部ほうれん草で摂取した場合で考えてみると、預託実効線量は H=0.1(kg)*1.3*0.00001(mSv/Bq)*40000(Bq/kg)*365日=18.98mSv つまり、放射性セシウム137が4万ベクレルのほうれん草を100gを365日食べ続けたことで、50年間の間に、体内で被ばくする放射線量は約19.0ミリシーベルトということになる。 国際放射線防護委員会の比例定数を用いると、200ミリシーベルトの放射線量を被ばくすることで発がんを発症する人が1%増えるということなので、19.0ミリシーベルトでは0.095%増えるということになる。 結論 放射性セシウム137が4万ベクレルのほうれん草100gを365日食べ続けたことによる50年間の被

茨城県 ひたちなか市堀口の場合

http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html のページのデータを基に、茨城県ひたちなか市堀口の場合も計算してみた。 ICRPが用いている比例係数0.05(200ミリシーベルト増加すると、がんを発祥する人が1%増加する)を用い、ひたちなか市堀口の空間線量率は1100nGy/hとした。 上記のページの参考1、3に 「空間線量率の測定結果のため、「nGy/h(ナノグレイ/時間)」と表示されておりますが、緊急時における「nGy/h」と人体への影響を表す「nSv/h(ナノシーベルト/時間)」は同じ値です。1nGy/h(ナノグレイ/時間)=1nSv/h(ナノシーベルト/時間)」 「1000nSv(ナノシーベルト)=1μSv(マイクロシーベルト)=0.001mSv(ミリシーベルト)」 とあるので、これを用い、ひたちなか市堀口の空間線量率を換算すると 1100nGy/h=1100nSv/h=1.1μシーベルト/時=0.0011ミリシーベルト/時 この状態が何時間続けば、癌を発症する人が1%増加するかを計算すると 200/0.0011=約182000時間=約20年 結論   空間線量率1100nGy/hの状態が約20年続けば、癌を発症する人が1%増える。 ⇒「 ひたちなか、新宿などセシウム降下、減少傾向 」(2011/4/6追加)
ブロッコリーなどにも放射性物質=最高で164倍のセシウム―厚労省 だって。。。

被ばく線量とがんを発症する人数増加の関係

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まず、結論から書くと 今回の東京日野市の場合、(3月22日「 東京都日野市の放射線量徐々に上昇 」参照) 今の状態が約274年続いた場合、がんを発症する人が1%増えるという結果になった。 以下その計算の過程を書く。 発がんと被ばくした放射線量との関係  広島・長崎の被ばく者の追跡調査から、200ミリシーベルト以上の被ばくで被ばく線量と発がん率が比例していることが分かっている。急性被ばくの場合、50ミリシーベルト以上で発がん率の増加が関連しているらしいことが指摘されているが、はっきりとはしていない。 極めて低い線量を被ばくした場合の確率 的影響について  極めて低い線量を被ばくした場合の確率的影響については実証が難しく、はっきりとはしていないが、放射線を管理する上で は安全を重視する立場から、被ばくした線量と確率的影響がでる確率とは比例すると考えるのが一般的。国際放射線防護委員会(ICRP)では発がんに関しては比例係数を0.05としている。つまり、1シーベルト(=1000ミリシーベルト)増加すると、がんを発祥する人が5%増加するということ。   *広島・長崎の被曝者の追跡調査からは、50ミリシーベルト以下では、この直線関係は成立していない。 集団積算線量  放射線量とその線量を被ばくした人数をかけたもの。単位は[人・シーベルト]  例) 100ミリシーベルトの線量を200人が被ばくした場合        100×200=20000[人・ミリシーベルト]     1マ イクロシーベルトを2000万人が被ばくした場合        0.001×2,000,000=20000[人・ミリシーバルト]  ICRPで用 いられているの比例係数をかけると、いずれの場合も1人ががんを発症するということになる。 東京都日野市の今回の増加の場合 3月22日の日野市のグラフを見ると、約10CPM増加している。10CPMは10/120[マイクロシーベルト/時]。この状態が何時間続くと、がんを発祥する人が1%増加するかを計算すると、  ICRPの比例係数では1000ミリシーベルトごとで5%なので、200ミリシーベルトで1%増加することになる。  今回10/120[マイクロシーベルト/時]増加しているので、200ミリシーベルト(=200,000マイクロシーベルト)の線量を被ばくするのにかかる時

確定的影響と確率的影響

放射線について、心配なので勉強してみた。。。 被ばくの影響 確定的影響 ・・・一定量の放射線量を超えて被ばくした場合に現れる影響。影響が現れる境となる線量をしきい線量という。しきい線量以下の被ばくでは、その影響は現れない。 例)白血球の減少・・・250ミリシーベルト(一度にまとめて被ばくした場合、以下同じ)   リンパ球の減少・・・500ミリシーベルト   吐き気・嘔吐・水晶体混濁・・・1000ミリシーベルト   出血・脱毛・・・2000ミリシーベルト   永久不妊・・・4000ミリシーベルト(局所の被ばくの場合)   5000ミリシーベルトで50%の人が死亡、7000ミリシーベルト以上で99%の人が死亡 確率的影響 ・・・人が受けた放射線量の増加に従って、障害の発生する確率が大きくなる傾向のある影響のこと。 例)発がん、白血病、子孫に伝わる遺伝的影響など 続く ⇒ こちら

上昇したまま。

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神奈川県、東京、茨城県の放射線量も上昇したまま。 専門家に言わせれば、何の心配もない数値なんだろうけど。 食品の暫定基準を見直すとかも言っているし。「暫定」基準だから、見直しがあってもなにもおかしくはないのだろうけど。今、基準見直すのは良くない。ましてや、基準を引き上げなんて、もってのほかだと思う。なおいっそう風評被害を広げるだけだ。それよりも、暫定基準を超えていないものの安全性を徹底的に周知するべきだ。 今、基準を引き上げたら、もうこの基準値をだれも信用しなくなる。そんな基準値をもとに、基準値以下だから大丈夫といわれても、誰もそんなの信じるわけがない。基準値を引き上げて、基準値以下になったから、ほうれん草も大丈夫になりましたなんてやった日にゃ。。。 蓮舫大臣に、食品を口にしても安全ですとか言われても、あんた放射能の何を知ってるの?ただのど素人だろ!!と腹立たしくなる(いや、僕もど素人だけど)。。。。ど素人に安心ですとか言われても、全然、安心できない。もっと、その道の専門家を担当させろよと思う。 3/23追記 被ばく線量とがんを発症する人数増加の関係を計算してみました。⇒ こちら http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.htmlより http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_dat.cgi?Area=3&Type=Wより 以下はhttp://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.htmlより

東京都日野市の放射線量徐々に上昇

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ここのページの放射線量の値が徐々に上昇している。。 値自体は高くはない(15日の水素爆発のときは、80CPMまで急上昇) http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.html 3/23追記 被ばく線量とがんを発症する人数増加の関係を計算してみました。⇒ こちら こんな記事も発表された。魚とか大丈夫なんだろうか。。。 「福島第1原発 放水口付近の海水から濃度限度126倍の放射性ヨウ素検出」 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110322/trd11032201410000-n1.htm

雨が原因か。。。

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放射線量の増減と、雨量の増減が連動している。 放射線量の急上昇は雨のせいなんだ。 それにしても、茨城県のグラフのようにあんなに急激に上がるのか。驚き。 http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_dat.cgi?Area=7&Type=W http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_dat.cgi?Area=6&Type=W 3/23追記 被ばく線量とがんを発症する人数増加の関係を計算してみました。⇒ こちら

神奈川県も

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福島第1原発で何かあった?2 21日13:20分現在、空間線量138.5nGy/h http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_dat.cgi?Area=3&Type=W 3/23追記 被ばく線量とがんを発症する人数増加の関係を計算してみました。⇒ こちら

放射線量が急上昇

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テレビでは、放水に効果があり、放射線量は下がる傾向にあるといってるけど、 急激に値が上がっている。。。 福島第1原発。何かあった?風向きでこんなにも変わるものなの? http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html より。 3/23追記 被ばく線量とがんを発症する人数増加の関係を計算してみました。⇒ こちら