windows8.1の回復と復元

Windows8.1にはOSの調子がおかしくなったり、起動しなくなった時にOSを修復する機能がさまざま用意されている。しかし、いろいろありすぎて、それぞれどんな時に使えばいいのか、どんな制限があるのかが分かりにくかったので、自分なりに調べてわかったことをまとめておく。

*以下の機能をwindows8.1が起動できなくなった際に利用するためには、「USB回復ドライブ」をあらかじめ作成しておく必要がある。(⇒「USB回復ドライブの作成」についてはこちら
*メーカー製PCの場合の「PCのリフレッシュ」や「PCの初期状態に戻す」はメーカーによって異なるので、それぞれのメーカーのHPや説明書で確認してください。

「システムの復元」

Windows7以降で搭載されたシステムの保護機能。ドライバやプログラムがインストールされた時にインストール前のシステムの状態を復元ポイントとして保存しておき、万が一、ドライバやドライバのインストールによって加えられた設定変更によりシステムが不安定になってしまい、そのドライバやプログラムをアンインストールしても、不安定な状態が改善しない場合にインストール直前のシステム設定に戻せる機能。(システムディスクの復元ポイントの自動作成はデフォルトで有効になっている⇒詳しくはこちら(作成中))

「個人ファイルの復元」

「ファイル履歴」の機能により保存されたファイルの履歴から特定日時のファイルの状態を復元する機能。
 *ファイル履歴…ライブラリ・連絡先・お気に入り・デスクトップにある各フォルダにあるファイルを一定時間間隔(デフォルトでは1時間間隔)でバックアップをとる機能。ファイルの完全な履歴が保持されるので、うっかり削除してしまったファイルをこのファイルの履歴の記録から元に戻したり、Aというファイルを3日前の状態に戻したりといったことができる。
(⇒「ファイル履歴」の設定についてはこちら(作成中))

「イメージでシステムを回復」

「システムイメージの作成」でバックアップした時点のPCの状態へと戻す機能。
 *システム・イメージ・・・Windowsが動作するために必要なドライブをコピーしたもの。システム・イメージを作成しておけば、Windowsが起動できなくなった場合にも、回復環境を利用して、システム・イメージ作成時点の状態にパソコンを戻すことができる。データファイルも含めて作成できるが、データファイルのバックアップをとるためにその都度システム・イメージを作成するのは時間もかかり、いい方法とは言えない。
(⇒「システム・イメージの作成」の方法についてはこちら(作成中))

「PCのリフレッシュ」

個人ファイルやユーザーアカウント設定には変更を加えないが、ユーザーがインストールしたアプリケーションやWindowsストア・アプリ、復元ポイント、WindowsUpdateでインストールされた修正プログラムなどはすべて削除され、PCを初期状態に戻す機能。
もしくは、PCの設定をrecimgコマンドにより作成されたリフレッシュ用のイメージファイルに保存された状態に戻す機能。
*自作PCなどで自分でWindowsを新規インストールした場合は、recimgコマンドを使ってリフレッシュ用のイメージファイルを作成しておく必要がある。(⇒リフレッシュ用のイメージファイルの作成法はこちら(2013.10.27更新)

保持されるもの、されないものの詳細はこちら

「PCを初期状態に戻す」
PCを第三者に譲渡する場合などで全てのユーザー・データを削除して、PCを初期状態に戻す機能。
*自作PCの場合、Windows8.1のインストールディスクを使って、Windows8.1をインストールした直後の状態に戻すことになる。ただし、Windowsストア上からWindows8からWindows8.1へとアップグレードした場合には、このインストールディスクがなく、残念ながら、この機能は使えない。

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