なぜいつも「直ちに影響はない」しか言わないんだ?

海水 1250倍の放射性ヨウ素検出だって


地震予報のように、「地震が発生しました。大きな揺れに備えてください。」
「津波の心配があります、高台に上がってください。」「今後も大きな余震が続きます。」「余震は1ヶ月は続きます。」「今後、1ヶ月以内に震度6以上の地震が起こる確率は、~%以上」このような情報が、前もって与えられるから、人々の動揺を抑えることができる。

それなのに、政府や東電、原子力安全・保安委の会見にはそのような情報は全くない。それが人々を余計に不安にさせる。疑心暗鬼にさせる。


「半径20キロというのは、避難区域に指定されておりまして、漁業等が行われておりませんので、周辺住民などに直ちに影響するとは考えておりません。一般論で言えば海水中に放出された放射性物質は潮流に拡散していきますので、魚とか海草などの海洋生物に取り込まれるまでに相当量薄まると考えられます」
なぜここで終わる。。NHKの放送でという話ではない。実際のフルバージョンの会見でも、
このあと
「また、ヨウ素につきましては半減期が8日と比較的短いために、人がこれらの海産物を食するまでには相当程度低減していると考えられます。ただ、今回のとった条件とか検討しながらまた判断はしたいということのようですけども、一応、わたしどもとしてこの見解は今回も当てはまるというふうに考えています。私のほうから、報告は以上です。あとは、質問にお答えしたいと思います。」
となって質問に移っている。

これだけだと、相当量薄まるから、何もしないというふうにもとれる。もちろんそんなことはないだろう、今回も海水にも放射性物質が流れ込む可能性を予測していたから、調査が行われ、今回のように放射性物質が検出されたんだろう。なら、それを予測した時点でそれを言うべきだ。
「相当量薄まり、ただちに影響はないが、今後監視体制を強化し、半径20キロのところで放射性濃度が、基準値の~倍になった場合は、~をする」だとか、「魚などから~ベクレルの放射性物質が検出された場合は、流通規制をする」だとか、こういうことを前もっていってほしい。

発表の後の質問でも、そのようなことはでてこない。

先に、先に今後、どうなることが予想されるのか、そのためにどんな対策をとるのか、そうなったときにどういう処置をとるのかを言わなければ、よけいに不安は増してしまう。

今回の会見フルバージョン(ニコニコ動画)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv44414886

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